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バリアフリーを妊婦やペットがいる家庭にもお勧めしたい理由

バリアフリー

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて、今回のテーマは前回に引き続き「バリアフリー」についてです。

 

前回これまでにないほどの長文になってしまった「バリアフリー」ですが、「大事なことはわかるけど、まだバリアフリーは少し早いかな」と思われた方向けの、ユニバーサルデザイン寄りのバリアフリーの今をお伝えできればと考えています。

 

今回の住まいのコラムは

バリアフリーは若いうちから準備しましょう
バリアフリーにしたメリットとは
・「ルンバブルデザイン」ってご存じですか?
でおおくりたいと思います。

 

バリアフリーは若いうちから準備しましょう

前回のコラムでも何度も何度もお伝えしてきた「バリアフリー化は必要になってからではなく、少しずつ早めに準備すべき」という考えについてですが、やっぱりなかなかそんなに早くから考えることについて腑に落ちない方が多いかもしれません。

それについては様々な理由があるかもしれませんが、ほとんどの方が「そうは言っても自分にはまだ早い」と思われているのではないかと思います。しかしバリアフリー化をすることによって、下記の方々にも多くのメリットがあると考えています。

妊婦の方
赤ちゃんや子どもがいるご家族
ペットを飼っているご家族
お掃除が大好きな方

他にもたくさんいらっしゃるかとは思いますが、上記の方々がどんなケースでバリアフリーのメリットを感じたのか。次の章でいくつかの例をご紹介したいとおもいます。

 

バリアフリーにしたメリットとは

では、バリアフリーにしてよかったといわれたお客様の声をご紹介します。

 

おなかが大きい妊婦さんが安心したバリアフリー

お腹がどんどん大きくなってきた妊婦のAさん。大きくなったお腹が邪魔になって足元が見えない不安を抱えながら、大事な赤ちゃんを傷つけないように日々一生懸命歩いていました。そんな中、年末年始にAさんの実家に帰ったときにつまづいてしまい、あわやお腹から倒れてしまいそうに。慣れている実家で勝手もわかっているはずなのになぜ?と思いながらAさんは実家から家に帰ったときにようやくあることに気付いたのです。
そう、あまりに慣れてしまいこれまで気づかなかったのですが、将来のためにと思っていたバリアフリー住宅に知らぬ間に助けられていたのです。これからはこの家で私が守るからねと、Aさんはお腹をなでたのでした。

 

子どもが赤ちゃんの時に助かったこと

無事に子どもを出産し、初めての育児に悪戦苦闘していたAさん。夜泣きで毎日満足に眠ることができず、なかばフラフラしながら赤ちゃんが泣くのをあやし家事にいそしんでいました。そんな時、ふと妊婦だった時に実家に帰ってこけそうになったことを思い出し、ぞわっとしました。
もし段差がたくさんある家にそのまま住んでいたら。寝不足で子どもを抱きながら家事をすると、意識が散漫になりお腹にいるときより更につまづきやすくなること。子どもをおぶって荷物を両手に抱えて扉を開けるときに引き戸でなかったら。出入り口や廊下を広くとらずにいたら・・・。様々な育児の場面でバリアフリーにしてよかったと思った場面に日々遭遇したのでした。

また、子どもが歩き出したり、走るようになったり、危ないものに興味を持った時に、もし子どもがつまづいてこけてしまったら・・・。
Aさんたち夫婦は、安心して眠るかわいい子どもの寝顔を見ながら、バリアフリー住宅に決めた頃の自分たちを誇らしく思ったのでした。

 

老いてしまった愛犬とBさん家族のはなし

Bさん家族は15歳の犬と賃貸住宅に住んでいます。少し前までは元気に走り回っていた犬が、急激に弱ってしまい少しの段差でもつまづいてしまうようになりました。まだ愛犬が幼いころはいつもBさんのうしろを一生懸命ついてくることがかわいくてしょうがなかったのですが、今もフラフラとしながらついてきてしまうため、少しでも負担が軽くなるようスロープなどをDIYしてできるだけ段差がないようにしていました。でもそんな小さな段差でも、犬の小さな身体にはしんどそうでした。
そんな中ご両親とも一緒に住むことを決め、2世代住宅にする際にバリアフリー住宅を採用したBさん家族。最初はご両親やご自身の老後のためにと思いバリアフリーにしましたが、結果としてわんちゃんはこけることなく家の中を歩けるようになり、段差のない良い環境の中で一生懸命ついてこれる姿を最期に見ることができたと喜んでいらっしゃいました。

 

お掃除が趣味なCさんのおはなし

お掃除が趣味なCさんは、各部屋出入り口の段差の近くにいつもホコリやチリがたまってしまう状況にイライラしていました。そんなCさんを、旦那様が見かねてバリアフリーリフォームを決めました。
バリアフリー化された住まいに住んでからというもの、Cさんはホコリやチリが簡単に掃除できることで、機嫌がよくなったように思うと旦那様より伺いました。また、このバリアフリーリフォームには思わぬ副産物もありました。掃除機を使う際に段差を越える必要がないため、掃除機がけが非常に楽になり、引き戸のレールも掃除機で吸えばきれいになるとウキウキとしながらCさんは話されていました。

 

「ルンバブルデザイン」ってご存じですか?

最近、「ルンバブルデザインにしてもらいたい」というご相談をいただくことが増えてきました。実は先ほどの掃除機がご趣味のCさんからも相談を受けました。

「ルンバブルデザイン」?なんじゃそりゃ?と思われる方も多いと思います。

「ルンバブルデザイン」とは、あのロボット掃除機の「ルンバ」が最大限活躍できるように設計された住まいということで誕生した言葉です。「ルンバ(roomba)」が「できる(able)」デザインということですね。面白いですね!

これは、どれだけルンバが一般的になり、そしてルンバを手にした方がルンバがない生活をいかに考えられないと思われている方が多いかということを表しているんだと思います。そういう私も念願のルンバを手に入れてからは「ルンバちゃん」と名前を付けてかわいがっています。あの一生懸命走り回っている姿、なんとも愛くるしいんですよね。友人も「るんるん」や「るんたん」と思い思いの名前を付けて、ルンバあるある話で盛り上がっています。
おっと!ルンバ愛が溢れすぎてしまい脱線してしまいましたが、ルンバが「トゥールー!」とエラーで止まらない住まいができるだなんて・・・。ルンバを持っている人(通称:ルンバー)からしたら夢のようなマイホームですね!

ぜひルンバーのみなさまはご一考を!

 

さいごに

さて、2回にわたり様々な視点からの「バリアフリー」について考えてきましたが、まだまだ欧米諸国に比べればバリアフリーへの意識に対し、日本は低いでしょう。街に出てみても、バリアフリーや各福祉を必要としている方への認識が薄く、まだまだ生活しにくい場所も多いことがわかります。一方で「心のバリアフリー」が行き届いている場所や施設は、口コミなどで拡がり、高い人気を得ていることも事実。

車いすの方や妊婦、ベビーカーを押す方、お年寄りが出かけやすい社会を、そして誰もが生活しやすい「ユニバーサルデザイン」が溢れる世界を1日も早く当たり前になるよう、わたしたち一人ひとりに「心のバリアフリー」が拡がることを願っています。