住まいに関わること

もしもの時のために。家庭用消火器の重要性と選び方について

消火器

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「住宅用消火器」について。

 

 

前回のコラムに続いて、この季節に特に怖い火事が起こったときに、備えあれば憂いなしシリーズです。前回のコラムでご紹介した火災警報器は義務化されているので、みなさまのおうちにも設置されているという率は高いと思いますが、消火器を置いてあるおうちはとても少ないのではないでしょうか。

以前2016年12月22日に新潟県糸魚川市で大規模火災が起こったときに、怖いなあと思って火事について調べていたのですがこの映像を見てさらにむちゃくちゃ怖くなりました。

 

 

上の動画は衝撃的過ぎて有名になったのですが、ゲーム配信をしていた人が配信中にオイルマッチを使用していたところ、ティッシュに引火してしまい家が半焼してしまったという動画なのです。

この動画の中でいろんな方法で火を消そうとしているのですがすべてうまくいかず、どんどん大きくなっていく火。火が起きてしまった時は初動が大事といいますが、もしこのおうちに消火器があり、すぐ初期消火ができていれば・・・まったく異なる結果だったことは間違いないでしょう。

 

日々の家事や、疲れたときにたばこを吸ってふと気を抜いたときや、大きなニュースになったスマートフォン爆発のような電化製品の発火など、火災が発生してしまうタイミングは実は私たちの周りにたくさん存在します。「私には関係ないだろう」と思って少しの備えをケチってしまったがために、何千万~何億円のおうちとたくさんの大事な思い出を失ってしまうかもしれません。そして新潟県糸魚川市での大規模火災のように、たくさんの人の生活に迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。

 

 

 

そこで本日のコラムは

「そもそも消火器って、いくらくらいで買えるものなの?」
「消火器は種類がありすぎてわからない!消火器の選び方とは?」
「消火器の取り替え時期や点検について」
でお送りしたいと思います。

 

■ そもそも消火器って、いくらくらいで買えるものなの?

消火器って「正直売っているところ見たことないし、買ったこともないからいくらくらいなのかわからない。高そうだしなあ・・・」と思っている方、実は多いと思います。
私もそうでした。私の実家は消火器があったのですが、訪問販売の人から買っていてとても高いものだけど、何かあったときに必要なものだからと母親からは聞いていました。

でもネットなどで調べてみると家庭用消火器は1万円~2万円ほどで購入できるようです。あら?そんな高くないですね。
そして悪徳な訪問販売業者が高く売りつけるというケースが頻繁に起こっているので、気をつけるようにという情報をたくさん見つけました。母は騙されていたのね・・・。

そしてさらにアマゾンや楽天などのECサイトでは、3,000円台から購入できるようでビックリ!

えええぇぇぇ!そんなの絶対買っておいた方がいいじゃないですか・・・

でも、たくさん種類があるからどれを選んだらいいのかわからないなあと思ったので、販売店などのプロに良し悪しを相談しながら買ったほうがいいのかなと思いました。何か起こったときの万が一の備えですからね!

 

■ 消火器は種類がありすぎてわからない!消火器の選び方とは?

消火器がおうちにあるかどうか、私の周りの人たちに聞いてみたら「住宅用火災警報器を導入したときに一緒に買ったほうがいいと言われて選んでいたけど、種類がありすぎてどれを買ったらいいのかわからなかったから、面倒くさくなってやめちゃった」という人がそこそこいました。

そこでどれを選んだらいいのか調べてみました。少しでも参考になれば・・・。

 

消火器の種類について

住宅用の消火器には、主に2種類あります。

 

粉末タイプ

消火器と言われて思いつくのがこれ。大量の粉末が噴出して消火して、そのあと粉まみれになるというあの光景。消火できた後に後片付けが大変なのですが、特に灯油に強いという特質があります。

 

強化液タイプ

これはあまり知られていないタイプなのですが、液状の薬剤を消火に使うタイプ。冷却効果と浸透性があり、再燃防止効果も比較的高いことと、放射時間が粉末タイプに比べて長いことが特徴です。そして特に寝たばこをしてしまった時などや、てんぷら油から火災が起こったときに消火しやすいという特質があります。

 

粉末タイプと強化液タイプの違い

上記の特長を見ると、強化液タイプの方がいいじゃない!と思うのですが、2つには消火対象に得意・不得意があります。そのため、部屋や消火対象によって使い分けるのが理想的です。

 

消火対象 粉末消火器 強化液消火液
木・紙 【粉末消火器】 【教科液消化液】
布・布団 【粉末消火器】 【教科液消化液】
灯油 【粉末消火器】 【教科液消化液】
天ぷら油 【粉末消火器】 【教科液消化液】
コンセント 【粉末消火器】 【教科液消化液】
プラスチック 【粉末消火器】 【教科液消化液】
消火範囲 【粉末消火器】 【教科液消化液】

 

粉末式の中で個人的に気に入った消火器

色々な消火器がある中で、色々調べてみて粉末消火器の中で個人的に気に入ったのは、モリタ宮田工業株式会社社の「アルテシモ」という消火器でした。

この消火器は安全な蓄圧式消火器だという点、そして使用保証期間が10年と長いため、まず1台めの消火器としてはベストセレクトなのではないかと思います。

 

強化液式の中で個人的に気に入った消火器

そして強化液消火器の中で個人的に気に入ったのは、同じくモリタ宮田工業株式会社社の「キッチンアイ」という消火器でした。

こちらも安全な蓄圧式の消火器である点、人体に優しいお酢から作れた中性薬剤を使用していること、そして重さが軽いため女性や子どもにも扱いやすい点が良いなと思いました。また、赤色以外のカラーバリエーションがあり、オシャレに置けるのも良いなと思った点でした。

 

その他種類の消火器

ここでご紹介するのは、細かく言えば消火器ではなく消火具という部類に入るのですが、一般的な消火器よりもさらに手軽な消火用アイテムがあります。それはヘアスプレーのように簡単に初期消火活動ができる「エアゾール式簡易消火具」は一部屋にひとつ置いていてもいいのでは?と感じました。ただ使用期限を過ぎた一部商品に破裂事故が起こってしまったこともあります。消火器もそうですが、使用時期を定期的に確認し、時期が来たら必ず交換するよう注意しましょう。

またボールやボトル型の消火用具を火災している場所に投げ入れて消火する「投入タイプ」もあります。これは小さな火のタイミングで投げると、外してしまうこともあると思いますので、万が一のタイミングで落ち着いて使えるかどうかと、使うタイミングが重要かと思いました。

 

■ 消火器の取り替え時期や点検について

消化器

 

点検や取り替えについて

消火器や消火具には寿命があり、住宅用消火器は5年~10年ほどです。
使用期限を過ぎた場合は破裂の危険性などがあります。貼られているラベルなどに記載がありますので、毎年確認しておきましょう。点検は下記のポイントを主に確認しましょう。

  • 溶接部にサビはないか
  • へこんでいる部分があるなど、激しい変形はないか
  • 大きなキズがついていないか
  • 蓄圧式消火器で圧力ゲージがある場合、正常な圧力を指しているか

 

消火器の廃棄について

そして期限が切れた消火器の廃棄方法についてですが、一般のごみとしては捨てることができません。新しい消火器を購入する店舗で引き取ってもらうか、下記表とサイトを参考に正しく廃棄しましょう。

 

方法1.消火器販売店など、特定窓口に依頼する

全国の特定窓口や指定引き取り場所がどこにあるのか、

こちらのサイトから調べる

方法2.メーカー営業所など、指定引き取り場所に持ち込む
方法3.ゆうパックによる回収を依頼する

1.電話での事前申し込みをする

2.伝票と消火器発送用の専用箱が届くので、梱包して発送する

 

● 廃棄方法を確認する(一般社団法人 日本消火器工業会サイト)

 

まとめ

いかがでしょうか。
今回は万が一の時にとても役立つのに、導入している人が少ない家庭用消火器についてご紹介しました。

値段的にもそんなに高いものではないにもかかわらず、火災が起こったときにたくさんの大切なものとたくさんのお金を失ってしまうことを防ぐための、大事なアイテムであることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

この記事を読んだ後にもう一度冒頭の映像を見てみると、この部屋にもし消火器があればどのような対処がどのタイミングでできたのか分かると思います。

大切なものや大切な人を守るための備えとして、これを機会にみなさまもぜひ導入を検討してはいかがでしょうか?