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リフォーム業者選びに失敗しないために理解しておきたい25のポイント

失敗しないリフォーム業者選び

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「失敗しないリフォーム業者選び」について。

 

 

回までのコラムで、何度も業者選びの重要性をお伝えしてきました
家を建てるまでには、多くの業者と付き合う必要があります。その都度業者選びが必要となり、その都度良い業者と出会えるかどうか、選び出すことができるかどうかによって、建物だけではなく、それ以降の生活満足度がガラリと変わると言っても過言ではありません。

家を建てること、そしてリフォームすること、土地を探すことは、どの業者でも同水準で出来るものではなく、またほかの人が良かったからと言って、あなたにもその同レベルの満足が得られるといった確証もないのです。

業者、もしくはその担当者との相性は、噂や口コミを参考にすることはもちろん大事ではありますが、その情報だけをうのみにすることがないようにして、多くの担当者の中からベストな一人を見つけ出しましょう。

 

 

そこで本日のコラムは

「1.リフォーム業者の種類と建築業界のしくみを知る」
「2.悪徳リフォーム業者の手口とは」
「3.良い業者を選ぶためのポイントとは」

でお送りしたいと思います。

 

■ 1.リフォーム業者の種類と建築業界のしくみを知る

最近リフォーム専門業者や建築業者だけではなく、建築業界ではない会社もリフォーム事業を手掛けていることを見たことがあるかもしれません。その理由として実はリフォームは条件はあるものの、施工できる下請けを手配できれば受注することが可能なのです。

そのため、「大手リフォーム会社=自社施工である」とは限らないのです。
ではどのような業者がリフォームをする場合に関わる可能性があるのでしょうか。改めて主な業者を確認してみたいと思います。

 

リフォーム業者の種類を知る
住宅メーカー

新築住宅の建築や販売が主な事業である会社。住宅メーカーがリフォームも受けている場合は、基本的にグループ会社であることが多いです。
グループ会社だとしても、施主からすれば聞いたことがある会社名が含まれている場合などは、施工を頼む側としても安心感を得られやすいでしょう。

 

地域の工務店

建設業として、新築住宅からリフォームまで請け負っており、その依頼内容によって自社でも設計や施工を行う場合と、設計は他の設計事務所、施工は元請けになったりと、様々な形態があるのが工務店の特徴と言えます。

そのため、住宅メーカーや建材設備メーカーからの受注にも対応しているケースも多く、住宅メーカーに依頼しても、結局施工するのは地域の工務店やそのまた下請けになることも珍しくありません。

 

設計事務所

顧客の依頼に対してデザインをしたり、図面を引く仕事がメインです。

デザイン性の高いリフォームを求めるのであれば、設計事務所に頼む人が多いのですが、受け手である施主からすれば必ずしもデザイン性に優れているなと感じるわけではないことを知っておきましょう。その理由としては、建築士の好みが強く反映されたり、工務店の建築士の好みに合わせたケースもあるので注意が必要です。
当たり前のことかもしれませんが、その設計事務所がこれまでデザインしてきた建物をよく確認し、自分の趣味嗜好と趣が合うのかを確認すべきでしょう。

 

リフォーム会社

リフォームを専業としている会社です。

リフォーム会社と称する会社には、飛び込み営業型で不安を煽り、いざリフォームしても施工がいい加減であるなどの被害が多く発生していまい、社会問題になったこともあります。そのような情報が知れ渡ったことで、最近では顧客側も十分注意するようになったおかげで、悪徳業者は減ってきてはいますが今現在でも引き続き注意が必要でしょう。

 

専門工事業者

通常、工務店などから下請けとして関わることが多く、自社でリフォームを請け負わないことが多い業者ですが、専門工事においてのプロであるため、施工自体のコストパフォーマンスは最も高いでしょう。

ただ図面を引くことができる人材がいない場合や、リフォームでは複数の専門工を必要とすることが多いため、設計事務所に設計を外注する場合や、他の専門工事業者にお願いする場合はそのメリットがあまりなくなってしまう可能性もあります。

 

フランチャイズ

建材設備メーカーが、全国の施工業者をフランチャイズしているケースです。その代表的な例と言えば、トステムやINAXなどから作られたLIXIL(リクシル)でしょう。建材や設備に不安を感じなくてもいいことはさることながら、そのフランチャイズとなることで、施工会社としてもメーカーの求める品質を一定以上保たなければメーカー側からフランチャイズとして存続できなくなるため、住宅メーカーのような一定以上の安心感が得られます。

 

リフォーム業界以外

家電量販店のヤマダ電機やエディオン、ホームセンターやニトリ、そしてネットゲームで有名なグリーなど、数多くの異業種がリフォーム業界に参入してきています。基本的には自社施工でなく、受注をとって下請けに流します。
「異業種である=施工レベルが低い」ということではなく、実際に施工する下請け会社のレベルによってその施工クオリティは変動します。自社で施工しているように受け取られやすい住宅メーカーなどであっても、同じビジネスモデルである可能性があるため、あくまで依頼先のひとつとして捉えておいても良いでしょう。

 

建築業界のしくみを知る

上記のように住宅を建築する場合や、家の一部をリフォームする場合にも、1つの会社がすべてを施工することはほぼありません。施工する一部、またはそのすべてが下請け業者による仕事によるものなのです。

そのため施主が契約するのが全国的に有名な業者であったとしても、施工するのはほとんどの場合が地域の下請け業者であるため、元請けの企業規模がその安心感に直結するわけではなく、イコールの関係ではありません。

そしてどのリフォーム業者も、どの下請けを使うのか施主に伝えることはありません。その中で大事になるのは、いかに良い仕事をする下請けを関わっており、そしていかに滞りなく手配して監督してくれる業者なのかをしっかりと選びたいものです。そしてなにより、悪徳なリフォーム業者に引っかかっていまうという、最低最悪な状況には陥らないようにしたいものですね。

では悪徳なリフォーム業者に騙されないようにするためには、そもそもどのようなところに気をつければいいのでしょうか。

 

 

■ 2.悪徳リフォーム業者の手口とは

悪徳リフォーム業者に騙されないためには、まずは悪徳業者の特徴を把握しておきましょう。いざという時に「あれ?おかしいな」と思えるかどうかが大事です。

悪徳業者のよくある特徴を知る
  • 訪問セールスをしてくる
  • 言葉巧みに家の中に入り込んでいる
  • 「無料で検査させてください」といってくる
  • 「特別で値引きしています」と、大きな値引きをしてくる
  • 「今契約してもらえるなら●●します」と契約をとにかく急がせる

 

まず、「シロアリが発生していて」とか「屋根が割れているのが見えて」などと言いながら訪問セールスを行い、不安を煽って言葉巧みに家の中に入ろうとする業者には十分気をつけましょう。訪問セールスを行っている業者がすべて悪い業者であるというものではもちろんありませんが、その確率がどうしても高いので注意が必要です。

また「無料で検査しています」や「今契約いただけるなら大幅に割り引きます」などと言ってくる場合や、考える時間を与えることなく、無料で検査すると言って「どこどこが壊れている」と写真を見せながら不安を煽ってくることは悪質業者の常套手段です。その写真がほかの家だった、などもよく聞くケースです。

 

訪問でのセールスを受けたときに一番大事となるのは、どんなに魅力的な内容であってもその場での契約は絶対しないこと。そして複数の会社で相見積もりをとり、複数の専門家の意見を聞きましょう。
訪問販売でのリフォーム工事契約は、契約日から8日以内であればクーリングオフできますし、期間が過ぎても悪質な場合は契約を取り消すことができる可能性があります。

少しでもおかしいなと思ったらできるだけ早い時点で、「財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター」や「国民生活センター」など、しかるべき機関に相談しましょう。

 

訪問セールスでよくある、悪徳リフォーム業者の手口を知る
点検商法
  • 「無料点検キャンペーンをおこなっています。ぜひこの機会にお宅もどうですか?」
  • 「ご近所の床下点検に来たので、ついでに奥様もどうですか?」
  • 「近くを回っていたのですが、外壁におかしいところがあるように見えて不安なので、ちょっと点検させて欲しいのですがよろしいですか? もちろん無料ですよ!」
  • 「近くで屋根の工事をしていたのだが、お宅の屋根瓦が割れているのが見え、このままにしておくと雨漏りの危険があります。心配だから屋根に上らせてもらえますか?」

 

不安商法
  • 「外壁に細かいひび割れがあるため、できるだけ早く塗り替えないと後で何百万円も掛かってしまうことになりますよ」
  • 「ここ一帯が地震ハザードマップに入っているので、無料で住宅耐震を診断しますよ!見たところ、このままでは地震で崩壊する可能性があるので、今すぐ耐震補強をするべきです!」
  • 「○○住宅検査協会(なりすまし)から来たのですが、ご近所でシロアリが発生しているので基礎の換気口に防虫ネットをおすすめしています。本当は5,000円なのですが、今ならキャンペーン中につき、なんと1,500円でつけられますよ!一緒に床下の診断をサービスでしておりますが、いかがですか?」

 

見本工事商法
  • 「所で外壁塗装リフォームをしているので、あいさつにまわっています。今すぐ契約してくれるなら、足場を連続で使用できるので、安く工事ができるし、当社の名前入り看板を掛けてくれたら、宣伝費として普段の半額で工事ができます!」
  • 「お宅は交差点の角にあり目立つ位置なので、当社の宣伝になります。今決めていただけるなら半額で工事できますよ!」

 

ひどいやり口の場合は、さも信用しそうなしっかりとした協会の者であるとか、大きな会社の名前を出して安心させて契約までもっていく場合もあるので、いいなと思っても必ず他の業者と相見積もりを出しながら、家にとって本当に必要なことなのか、そして出された見積もりは妥当な値段なのかを見定めてから、行動してください。

昔からいうじゃないですか。タダより高い買い物はないのですから。

 

 

■ 3.良い業者を選ぶためのポイントとは

さて、では良い業者を選ぶためのポイントとはいったい何なのでしょうか。

 

良いリフォーム業者を選んで、住宅リフォームに失敗しないための25ポイント
  1. 飛び込み営業の業者に煽られて、突発的に勢いだけで契約しない
  2. チラシを見ただけでリフォームを頼まない(ただ、チラシは集めておくと様々なことが見えてくるので、情報源として集めておくと良い)
  3. ネームバリューだけで、大きい会社は安心、聞いたことのない会社はダメと決めつけない
  4. 最低でも10年以上経営しているか、また本当に事務所がそこにあるのかを確認する
  5. 希望するリフォームの工事実績が豊富にあるのか、また依頼する業者の得意分野なのかを確認する
  6. 相見積もりを必ずとり、複数のプロの意見を聞く
  7. 相見積もりをとったときに、地元の工務店がその会社のことを知っているかどうかを聞いてみる
  8. パース(完成予想図)をプランや見積もりと一緒に提示してくれるか
  9. 安さだけで決めない、割引率に目を奪われない
  10. 安すぎないか疑う(安すぎる場合は人件費や部品を削るなどどこかで調整するため手抜きが発生しやすいため)
  11. 保証やアフターサービスはしっかりしているか、または価格相応か
  12. リフォーム業界団体(日本住宅産業リフォーム協会日本木造住宅耐震補強事業者協同組合など)に加入しているか、また建設業許可の登録状況はどうなのか
  13. リフォーム瑕疵保険に加入しているか
  14. 何かあったらすぐ来てもらえる場所にあるのか
  15. 予算と目的に見合った的確な工事提案をしてもらえるか
  16. 担当者はこちらの言いなりになりすぎていないか、住み手のことを考えた提案をもらえるか
  17. いいことだけではなく、デメリットも必ず伝えてくれるか
  18. 求めているグレードやサービスのクオリティを備えているのか
  19. 見積もり書の内容を、しっかりと説明してくれるのか
  20. 担当者のマナーや対応、知識は行き届いているのか、また自分との相性はいいか
  21. 自分が必要とするポイントをきちんとまとめておく
  22. 心配だからと言って業者にきちんとした情報を伝えないということはせず、良い提案を出すための情報提案をしっかりとする
  23. 面倒くさがらず、会社訪問をして会社の雰囲気を知っておく
  24. 担当者によっても出来上がりに大きな差がでるため、会社を選ぶだけでなく担当者を選ぶ
  25. 担当者との信頼を築く

 

リフォームの場合は「分離発注方式」を採用している会社の方が安心

リフォームの施工体制には大きく分けて「一括発注方式」と「分離発注方式」と2種類あります。一括発注方式は、大手の会社が工務店に一括して工事を依頼する方法で、分離発注方式は中小のリフォーム店が主に採用しています。ひとことで言えば、中間業者(工務店など)をはさんでいるか、直接職人さんに発注するかの違いです。
一括発注方式を採用している会社は、営業を中心に行っている会社が多く、施工は信頼できる工務店に任せるわけですが、分離発注方式は、営業も施工も自社の管理下で行い、お客様と打ち合わせを行う監督者が名前や顔を知っている職人さんに直接指示が出せる施工体制です。施工中に問題が起きやすく、時々で細かな打ち合わせが必要となるリフォームでは、分離発注方式を採用している会社の方が、失敗が少ない傾向にあります。

 

 

まとめ

いかがでしょうか。

リフォームで失敗しないためには、リフォーム業者選びだけではなく、その担当者選びが必要であること。そしてその担当者と素晴らしい信頼関係が結べるように、自分自身も建築のことを少しは勉強しておいて、互いに良い相性が築けるよう心がけることが大事であることをご紹介しました。

施主としては、お金を払って大きな買い物をするため、業者はこちらのわがままを聞くのが当たり前だと、大きな態度に出ているようでは、担当者としても良い気分で「この人のために良い住まいを提供しよう」と100%思うのは難しいはずです。お互いに様々なことを話し合いながら、住まいの引き渡しが完了した後も長く良い付き合いができるようにしたいものです。

住宅の担当者を選ぶのは、婚活のようなものだと思います。一生に一度の大きな買い物が素晴らしいものとなるため、その最高の相手を見つけ出せるために、自分もそれ相応の努力と手間と時間をかけておきましょう