投稿日:2017.05.29 |
一戸建ての湿気対策に悩んでいる人がまず試すべきいくつかの方法
オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。
さて今回のテーマは「戸建ての湿気対策」について。
世は春。過ごしやすい季節です。でも今年2017年は雨が多かったり、夏日が続いたりと、春らしい過ごしやすい日は少なかったように思います。
そしてもう少しで梅雨や夏、そして台風の季節がやってきます。そうなると気になるのが湿気。おうちの中でも湿気が溜まりやすくなる場所や、施工によって湿気が溜まってしまう場合があります。
そこで本日のコラムは
「湿気が溜まりやすい浴室の湿気対策」
「おうちの湿気対策」
「湿気が尋常ではなく溜まってしまう場合に施したいリフォーム」
でお送りしたいと思います。
■ 湿気が溜まりやすい浴室の湿気対策
湿気が溜まってしまう場所の代表格といえば、浴室でしょう。
浴室は湿気が多いので、どうしてもカビが生えてしまいがちです。毎日掃除することが一番理想ですが、カビが生えてしまわないようにするためには、どんな対策が有効的なのでしょうか。
換気扇を使うときは、できる限り密閉した状態で使う
みなさまは換気扇を利用する時、窓を閉めて使います?それとも窓を開けて使いますか?
換気扇を使うときは、窓を閉めてできる限り密閉した状態で使いましょう。
これ、当たり前だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、聞いてみるとほとんどの方が窓を開けて換気扇をつけています。換気扇の説明書を見てみると、窓などを閉めてから利用してくださいと書いているかと思います。ぜひ一度読んでみてください。
換気扇を窓などを開けて使ってしまうと、空気の流れが乱れてしまい、効率的に湿気が外に出ていかなくなるのです。
湿気の排出に時間がかかるなあと思われている方は、一度窓などを閉めた状態で換気扇を回してみましょう。
お風呂を使った後、冷たいシャワーで壁や床を流す
これはマメ知識です。
冷たいシャワーで壁や床を流してからお風呂から出ると、カビが育ちやすい環境を少し排除するため、カビがいつもより生えにくい状態を作ることができます。ぜひ試してみてください。
■ おうちの湿気対策
ではおうち全体の湿気対策はどうすればいいのでしょうか。
一番効率的な方法は、やはり「換気」です。
最近の建物は、24時間換気システムの常設が義務となっているので、これを止めないことがまず大切です。冬の時期に寒いからといって、切っている方が結構いらっしゃいますので、一度切っていたりしていないか確認してみましょう。
またやはり定期的に窓を開けることも、とても大切なことです。当たり前のことだと思われるかもしれませんが、現代の日本人はセキュリティなどの観点から窓を開けて換気する方がどんどん減ってきているので、定期的に窓を開けて換気するようにしてみましょう。
そして押し入れなどを開けるのも効果的です。梅雨の時期に押し入れなどを締め切っておくと、その中に湿気がこもってしまうために押し入れの中の布団や服などがダメになってしまうことがあります。そのためこちらも定期的に開けておきましょう。開けた状態で、押し入れに向かって扇風機やサーキュレーターの風を当てると、さらに効果的です。
また、湿気がひどすぎる時には除湿器の導入も検討してみましょう。
■ 湿気が尋常ではなく溜まってしまう場合に施したいリフォーム
おうちのある場所や、おうちが立っている場所の環境によっては、他の環境より湿気が多くなってしまうおうちもあります。
例えば川が近くにあったり、昔水に関係する土地だったりする場合などは特にその傾向が高くなります。
そんな場合、床下から湿気が上がってきてしまい、床下やおうち全体に湿気が充満してしまうことがあります。
そんなときは、家を建てるときに湿気に対する対策をしなければいけません。
主な対策は
- 床下換気扇を「効果的に」設置する
- 床下調質材(シート)を設置する
- 床下にコンクリートを敷く
などが効果的です。
床下が直に土の場合は、湿気が上がってきやすいので注意が必要です。
また、厳選した自然素材を利用したおうちにすると室内を適度な湿度に保ってくれるので、弊社オオサワ創研のように自然素材を利用することに長けている業者に建築を依頼することも良いでしょう。
また、自然素材を利用することで健康的にも安心なおうちを建てることができるので、メリットも多いと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
今回はこの梅雨の時期の悩みとなりやすい、戸建て住宅の湿気対策についてご紹介しました。
いずれにしても、建築の際には湿気に対する問題がないか、そして問題があったとしても湿度に対する対策をしっかりと施しているかを確認しておきましょう。そして既に建っている場合は、その程度によって適した湿気対策を検討してみましょう。