投稿日:2017.06.22 |
お風呂のカビを予防するコツと対策
オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。
さて今回のテーマは「お風呂のカビ予防とカビ対策」について。
お風呂のカビって、生えやすいおうちと全然きれいなおうちってありますよね。私もこの前お友達のおうちに泊まったとき、友人宅のお風呂があまりに綺麗でビックリしました。
「お風呂が綺麗すぎるけど、どうしているの?」と聞いたら、「特に何もしてないよ。気になったときにすぐ拭き取っているくらいかな」と返答があり、きれいなおうちはやっぱり日々の習慣が行き届いているのだなと思ったのでした。
かくいう私はそんないつもできないので、もっと簡単な方法はないかと思って、いろんな方に聞いたり、調べたりして、簡単にできる方法をまとめてみました。
もちろん、ここに書いていることは私自身でもやっています。結構効果あると思いますよ!
そこで本日のコラムは
「お風呂のカビ予防方法」
「お風呂のカビ撃退方法」
でお送りしたいと思います。
■ お風呂のカビ予防方法
一番大事な換気のコツについて
お風呂場は家の中でも一番カビが生えやすい場所です。なんてったって、水分がスゴイですからね!
その水分を乾かすためには換気!そしてその換気がカビ予防に一番大事なことなのです。
みなさま、換気はどうやっていますか?
窓を開けて換気している方や、窓を開けながら換気扇を回している方。はたまた閉め切った状態で換気扇を回している方など、色々いると思います。
そんな方々に朗報です!一番換気の方法で効果があるのは!
ジャカジャカジャカジャカジャカジャン!!
なんと、閉め切った状態で換気扇を回す!なのです!
なぜなら換気扇は密封状態でどう空気の流れを作るかが大事であり、そんな中窓を開けて換気扇を回してしまうと、空気の流れが乱れてしまい、良い空気の流れができなくなるのです。
窓を開けなくても、お風呂場の下などにある空気が通るすき間から乾いた空気を取り入れ、上から湿った空気を流す。これが一番いいと言われています。
ただ築年数が長いおうちなど、空気が通る道が浴室ドアにない場合や、気密性が低いおうちの場合などは窓などを開けたほうが換気口率が良い場合がありますので、様々な方法を試してみましょう。
また、換気扇をずっと24時間回しておくことを私個人としてはおススメしております。換気扇の電気代はそんなに高くはありません。例えば20Wの換気扇を24時間稼働させた場合、約13円/日となり数十円程度となり、一か月でも約400円ほど。最近の省エネタイプであればなんと60円程度で収まる製品もあります。カビが生えてしまい、洗剤を使ってゴシゴシ掃除したりする手間やお金、そしてカビなどによって家の寿命が短くなってしまうことを考えると、決して高いものではないと思います。
もちろん、掃除しなくていいという訳ではなく、あくまで予防なので、浴室換気扇の掃除やドア下の空気の通り道の掃除などと一緒に定期的に行っておきましょう。
その他お風呂のカビ予防
換気以外にも、カビを予防するために効果があるカンタンな方法を紹介します。
- 入浴後に冷水シャワーを浴室全体に当てて洗い流す
- 定期的に60℃くらいのシャワーを浴室の壁や床に当ててカビ菌を死滅させる
- 浴室のお湯を貯めておく場合は、必ずふたを閉める
■ お風呂のカビ撃退方法
次にカビが生えてしまった場合の撃退方法についてのコツをご紹介します。
カビ取り剤を使用する際のコツ
カビが生えてしまった時に一番最初に考えるのは、カビキラーなどのカビ取り剤なのではないでしょうか。このカビ取り剤、濡れている状態で使っている方が多いのですが、これは大きな間違いなのです。
カビ取り剤は、カビ取りする場所が乾いた状態で使いましょう。床や壁が濡れていると、カビ取り剤が薄くなって効果が弱まったり、カビ取り剤がカビに密着しにくくなってしまうのです。そのため、使用したい場所が濡れている場合は、まず水気をよくとってからカビ取り剤を使用しましょう。
その他お風呂のカビ対策時のコツ
- 頑固なカビや壁などのカビは、キッチンペーパーなどでパックする
- カビ取り剤はこすらず、5分~30分ほど待って水で流す
- ピンク汚れはカビではなく菌なので、除菌能力がある洗剤で洗い流す方が良い
- カビ取り剤は2~3年経つと効果が薄れてしまうので、製造年月日を確認
まとめ
いかがでしょうか。
今回はこの梅雨時期に頭を悩ませるお風呂のカビ対策、カビ予防のコツについてご紹介しました。
ちょっとしたコツを日々実践することで、浴室をさらに快適な空間へとすることができます。そしてカビを少なくすることは、大切な住まいを大切にすることにつながります。
面倒くさいカビ掃除から、少しでも開放されるよう、日々の予防を心がけましょう。