投稿日:2018.02.02 |
雪対策リフォームを行っていますか?
オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。
さて今回のテーマは「雪対策リフォーム」について。
みなさま、先日の大雪では何も問題は起きなかったでしょうか。被害がなかったことを願いますが、とてもすごい雪でしたね。人や車、モノや隣家に当たって何かあったら一大事です。特に意識したことがないという人も多いと思いますが、何かあってから考えようでは遅いのです。
そこで本日のコラムは
「屋根の雪対策を行わないことから起きる可能性とは?」
「雪対策リフォームの種類は何があるのか」
「もし雪被害を受けてしまったら」
でお送りしたいと思います。
■ 屋根の雪対策を行わないことから起きる可能性とは?
あなたの家の屋根は雪対策を行っていますか?
日本海側や北の方にお住まいの寒冷地では雪とは切っても切れないため、家に雪対策を行うことは当たり前だと思いますが、雪が少ない地域で行っている方は少ないと思います。また、降雪が少ない地域に住んでいる方が新しく寒冷地に住むことになった場合もどうすればいいのかわからない方も多いと思います。
降雪が少ない地域に住んでいる方は「うちの方では雪が積もらないから大丈夫!」そう思っている方も多いと思います。
しかし今回のような大雪に見舞われることもあると思います。雪国では慣例として屋根の雪下ろしを行いますが、めったに降らない地域ではたまに積もったときに雪下ろしをすることはないでしょう。ただその結果、積もった雪が屋根から落ちて隣のカーポートを破損してしまったり、隣の家の車を傷つけてしまったりなど、その一回で何かを壊したり人を傷つけてしまったら…訴訟問題となってしまったという事例もあると聞いたことがあります。軽くてフワフワとしたイメージが強い雪ですが、水分を含んだまま積もって固まると、かなりの重さになります。そんな重たい雪の塊が高い屋根から滑り落ちてきて誰かに当たりでもしたら…このようなトラブルが起きる前に、万が一のことを考えて屋根には雪対策を行っておきたいものです。
では屋根から雪が落ちてくることで、どんな問題が起こる可能性があるのでしょうか。
- (隣家の)カーポートの破損
- (隣家の)車に凹ましたりキズをつける
- (隣家の)ガラスや窓、外壁など、設備を壊す
- (隣家の)テラスを傷つけてしまう
- (隣家の)サンルームを傷つけてしまう
- 人に被害がある
- ペットに被害がある
いかがでしょうか。非常に怖いですね。大雪が降ったときには寒冷地でなくても気をつけなければなりません。
■ 雪対策リフォームの種類は何があるのか
では、雪対策リフォームとはどんなことができるのでしょうか。
寒冷地でよく行われている、主な雪対策リフォームをご紹介します。
- 雪止め金具の設置
屋根に雪止め金具を設置し、雪が落ちてきにくくする方法です - 融雪ネットの取り付け
屋根に雪を溶かす電気ヒーター式のネットを設置し、雪が積もらないようにする方法です - 電気ヒーターの設置
同じ融雪でも屋根材の下に電気ヒーターを設置して屋根を温めるシステムです - 無落雪屋根にリフォームする
屋根の真ん中をくぼませることで落石を防ぎ、そこにたまった雪を溶かして排水管に流していく方法です - アンテナ式のヒーターを設置する
屋根の頂上部分にアンテナ式のヒーターを設置し、こまめに雪を落として行く手法です - 雪止めフェンスを設置する
雪が落ちてくる場所にフェンスを設置し、それ以上被害が起きないようにする方法です - (道路に)ロードヒーターを設置する
道路の雪かきをしなくていいように、道路の下にヒーターを設置する方法です
■ もし雪被害を受けてしまったら
では、もし家が雪被害を受けてしまったら…こうした雪の損害は実は火災保険でカバーできる可能性があるのをご存知でしょうか。
火災保険には雪災(落雪でテラスが壊れたり、雪の重みで雪が潰れたりするような状況)補償が付いていることがほとんどです。ご加入の火災保険会社に問い合わせてみましょう。
ただし自分の家から落雪があり、隣家を傷つけてしまった場合は、隣家の火災保険で適用してもらわなければなりません。自分の家の火災保険では対応できないので注意しましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は雪対策リフォームについてご紹介しました。
みなさまにも雪の怖さが伝わりましたでしょうか。多少の積雪であってもトラブル発生の原因となる可能性が少なからずあります。うちでは雪対策の必要性はないと決めつけずに、これからも誰かに迷惑をかけないように、雪対策を行っておくことをおススメします。