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太陽光発電は今設置すべきなのか?2016年版

太陽光発電

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「太陽光発電」について。

 

 

家を建てたり、リフォームするとき悩むのが太陽光発電。これまで省エネ住宅オール電気電力自由化についてコラムでご紹介してきたのですが、いずれも非常に多くの反響をいただいた記事でした。
やはりみなさま家を建てたりリフォームするときに、光熱費周りでとても悩んでいらっしゃるのですね。

実際太陽光発電は、余ったときの買い取り価格が年々下がっていることから、自宅の屋根にソーラーパネルを載せるべきなのか悩んでいる・・・という方も多いのではないでしょうか。

 

 

そこで本日のコラムは

「まずは太陽光発電の仕組みと基礎知識」
「太陽光発電のメリット・デメリットとは?」
「メリットとデメリットを踏まえた上で、今太陽光発電は設置すべきタイミングなのか」
「太陽光発電で大損しないために理解しておきたいこととは?」

でお送りしたいと思います。

 

まずは太陽光発電の仕組みと基礎知識

まずは知っているようで、意外と理解していない「太陽光発電」についておさらいしておきましょう。

太陽光発電といえば、屋根の上にあるソーラーパネル。あのソーラーパネルを構成する太陽電池は、電卓や腕時計についている太陽電池と全く同じ構造なのです。この太陽電池は、実は電気を貯める機能がないため、厳密にいえば本当は電池ではありません。

下記図のように、太陽から降り注ぐ太陽光エネルギーが、光の力で太陽電池内の電子を動かし、直接的に電力に変換することで発電しているのです。

太陽光発電の仕組み

   画像引用:太陽光発電のしくみ/Panasonic

 

この太陽電池はシリコンなどの半導体で作られており、この半導体に光が当たると日射強度に比例して発電することが出来るのです。

ちなみにこの太陽電池は、英語ではフォトボルテック[Photovoltaics または Solar photovoltaics]と言い、これを略して「PV」と呼ばれます。

 

太陽光発電のメリット・デメリットとは?

少し前まで日本では太陽光バブルが起こっており、その頃から一般住宅の屋根にたくさんソーラーパネルが設置されているのを目にするようになりました。2012年7月に「FIT制度」という一般的な電気価格よりも高い買い取り価格を設定する「固定価格買い取り制度」を導入したことや、東日本大震災後に再エネへの機運も高まったことで、日本は住宅からの太陽光発電割合が世界一となったほどでした。

さらに産業用太陽光発電が、投資となるという見込みから日本中に大規模な太陽光発電施設(メガソーラー)が作られました。通信会社のSoftbankが、メガソーラー事業を大々的に行うというニュースに覚えがある方も少なくないと思います。

では太陽光発電で作った電力の高い買い取り価格が下がり続け、太陽光バブルが弾けてしまったと言われている今、太陽光発電を導入するメリットは果たしてあるのでしょうか。

 

太陽光発電のメリット
  • 光熱費を削減できる
  • 余ったエネルギーは売電できる
  • 夏涼しく、冬暖かい、過ごしやすい住まいになる
  • 設置費用が出始めの1/5ほどになってきている
  • 自治体によっては補助金を受けられる
  • 災害時に発電した電力を使用できる
  • どれくらい電力を消費しているのかをモニターできるため、節電意識を高められる
  • メンテナンスが比較的簡単で長寿命
  • クリーンなエネルギーのため、地球温暖化の原因のひとつであるCO2をほとんど排出しない
  • 石油や天然ガスなどのように枯渇しないエネルギーである

 

太陽光発電のデメリット
  • 天候次第となるため、発電量が不安定
  • 変換効率がまだまだ高いとは言えない
  • 価格がまだ高い
  • 設置場所によって、発電効率が変わる
  • 補助金を受けられる自治体が少なくなってきている
  • 持ち家でなければ、設置できない

 

メリットとデメリットを踏まえた上で、今太陽光発電は設置すべきタイミングなのか

難しい問題です・・・。
様々な意見と見解があり、一概には言いにくいのですが個人的には「設置すべき」であり、「気になるのであれば早く導入したほうがいい」と思っています。

 

その主な理由としては、買い取り価格は下記図のように年々下がってきており、2016年度に太陽光発電を導入した方は、31~33円/kWhで10年間買い取りを国が約束しています。ただ、来年度になればこれが下がることが予想されますし、年々下がってきているため、早く導入したほうが買い取り価格は高くなります。

 

太陽光発電の買取価格推移
  ’12年 ’13年 ’14年 ’15年 ’16年
住宅用(10kWh以下) ’12年42円 ’13年38円 ’14年37円 ’15年33~35円 ’16年31~33円
産業用(10kWh以上) ’12年40円 ’13年36円 ’14年32円 ’15年27~29円 ’16年24円

 

ただ、実際10kWh以下の住宅用太陽光発電では、利益率が大きく変わってきていないという見方もあります。買取価格が下がるとともに、初期投資コストも平行して年々下がってきているからです。いつのタイミングで導入すれば元を取るまでの期間が一番短くなるのかというのは、神のみぞ知る・・・といったところでしょうか。そのため家電芸人のあれではないのですが、「買いたい時が導入ドーキー!」なのかな、なんて思っています。
また災害があった場合に停電になったとしても、自家発電ができるため安心ですし、蓄電池を導入した「創エネ住宅」であればさらに安心です。いざという時のために、安心を・・・という想いで太陽光発電を導入する方も多いのです。また最近では太陽光発電だけではなく、断熱、省エネ、創エネ、畜エネを備えた「ZEH(ゼッチ)」に大きな注目が集まっています。ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、住宅の高断熱性能、省エネ設備機器、HEMS、太陽光発電システムなどを組み合わせて、エネルギー消費を上回るエネルギーを自宅で発電し、エネルギー収支をゼロ、またはプラスにする住まいのことを指します。政府は2020年までにこのZEH住宅を標準的な新築住宅とすることを推進しています。このZEHには、まだ国からの補助金が交付されていますし、このZEHを活用した住まいはとても快適な住まいであることが、モデルハウスなどに行くとわかると思います。太陽光発電を「売電」という見方だけでなく、「創エネ住宅」という見方をすればそのおうちの可能性は大きく拡がるのではないかと思います。新築の方は予算が割けるのであれば設置をおすすめしますし、すでに建物がある方もリフォームの機会にぜひ設置を検討してみてはいかがでしょうか。
太陽光発電で大損しないために理解しておきたいこととは?では、太陽光発電で大損しないために知っておきたいこととは何なのでしょうか。
なんといっても、やはり業者選びを妥協しないことだと思います。
訪問で営業してきて、「今なら安くなる」からと契約を急がせたり、メリットだけなど都合のいいことしか言わない業者は、良い業者とは言えないでしょう。検討の中、この業者がいいなと思っても、必ず複数の業者から相見積もりをとることをお勧めします。
では、どのようなポイントを確認すべきなのでしょうか。

  • 信頼できる業者であるか、施工やアフターフォローの実績を確認
  • 安さを第一の売りにしすぎていないか(安価な材料を使用したり、プロの職人ではない施工者である可能性があるため)
  • 都合のいいことばかり言いすぎていないか
  • 資格をきちんと持っているか

持っているべき資格をきちんと持っているかどうかは、特に気をつけましょう。持っているべき資格とは下記のようなものです。

太陽光バブルの名残りで溢れた悪い業者に騙されることがないように、私たちも知識と準備を備えて快適な住まいの実現を目指したいものですね。
まとめいかがでしょうか。今回は太陽光発電についてお伝えしました。
太陽光発電を今導入すべきかどうかと悩んでいる方の、一助になればうれしく思います。ZEHとともに、これからの住宅の標準装備になると思われますし、いつか来るかもしれない災害のための安心用設備としての選択肢にもなるでしょう。住宅に関わるすべてのことに言えますが、いかに信頼できる業者を見つけられるかが肝になりますし、その業者の良し悪しを見極めるために最低限の知識と見識をつけておくことが大事でしょう。
最後となりますが、ZEHモデルハウス、ぜひ行ってみてください!
とてもビックリすることがたくさんです!