お金

住宅ローンで将来苦しまないために、やっておくべきたった1つのこと

資金計画と住宅ローン

オオサワ創研の「住まいのコラム」をご覧いただき、ありがとうございます。
本日も、みなさまが知って得する住まいの情報をお届けいたします。

さて今回のテーマは「資金計画と住宅ローン」について。

 

 

 

前回は家を建てるために必要な土地探しについて、詳しくご紹介しました
でもそれ以上に家を購入する際まず考えなければいけないのは、予算計画をしっかりとすること。お金についてしっかり考えておくことがなにより一番大事です。
住宅を購入するときに、ほとんどの方が住宅ローンを組んで購入することとなると思いますが、住宅購入予算を無理に高く設定してしまうと、良い住まい環境を整えることができるかもしれませんが、日々の生活に無理がきてしまい苦しい毎日を過ごすことになってしまいます。逆に住宅購入予算設定を低くしてしまうと、本来手に入れられるはずだった住まいよりランクが低い環境で何十年も過ごさなければならなくなります。

一生に一度の大きな買い物をするのであれば、適切な予算を設定して良い買い物をしたいもの。
そのためには、人生の資金計画(マネーライフプランニング)をしっかりと設計しておくことが大事なのです。

 

そこで本日のコラムは

「1.予算オーバーしてしまう原因とは」
「2.日々の生活で無駄な出費をしていないか見直す」
「3.将来ローンで首が回らないようになってしまわないためにやっておくべきこと」

でお送りしたいと思います。

 

■ 1.予算オーバーしてしまう原因とは

マイホームを購入するときに購入価格を気にせずに即決する方は、よほどお金が有り余っている方以外いないと思います。

どんな家がいいのか、どんな家が欲しいのか、その家を購入することでどんな生活を叶えたいのか、日々の生活はどれほど豊かになるのか、購入したときに今の家賃や持ち家と比較して良くなるのか。そしてその費用対効果はどれくらいなのか。たくさん悩んで、たくさん調べて、たくさん家族で話し合うと思います。

それでもたくさん家を見ていき、比べていく中で冷静さを欠いてしまい、将来住宅ローン返済に困り、生活がカツカツになったり、最悪の場合せっかく購入したマイホームを手放してしまう方も残念ながらいらっしゃいます。その中には一家離散してしまった方もいらっしゃるのです。

たくさん調べて、たくさん考えたあとに、なぜこのような悲しい状況に陥ってしまうのでしょうか。

 

原因となるケースその1:すべて決めた後にやっと住宅ローンを考えてしまう

例えば土地を探して、家を建てることを決めたときに、初めて払っていけるかどうかを真剣に考える方が多いことがまず原因として挙げられるでしょう。
長い時間とたくさんの手間をかけて、やっと見つけた素晴らしい土地環境の上に素晴らしい家が建ち、その中で幸せな毎日を過ごすステキな家族が想い描かれている状態で、払うことが難しいとわかったとて、そこで「ちょっと払えそうにないからやめるよ」と決断できる人が果たしているのでしょうか。私にはそんなことは無理です。家族にもかわいそうな思いをさせてしまいます。

さらにマイホーム購入には土地や建物だけではなく、様々な諸経費がかかります。予想額を超えた上に重なるその諸経費もなんとか払おうとするのではないでしょうか。だって、あんないい家をずっと見てきたのですから…。

最初に予算をしっかりと設計しておけば、こんなことは避けられたのかもしれません。

 

原因となるケースその2:ハウスメーカーの言いなりになりすぎてしまう

ものすごーーーーーーく悪い言い方をすると、ハウスメーカーは住宅ローンの審査さえ通り、引き渡し時に融資が実行されて、利益が確定したさえすれば、あなたが住宅ローンを払えようが払えまいが関係ありません。また同時にあなたが価格の高い家を購入してくれればくれるほど利益は高くなります。

もちろん、アフターケアをしっかりとする会社が多くなってきているので、そんな考えの会社は少なくなっていますし、そんな会社は今の時代生き残れません。ただ、少数とはいえそんな会社に「数十年と生活する家ですし、せっかくならいい物を建てておきましょう」とか「あなたの年収ですと、みなさんこれくらいの家を建ててますよ」と言われれば、「そうなのかな。じゃあ無理してでも、将来と家族のために高い価格を支払っておかなければいけないかな」と思ってしまうと思います。ハウスメーカーのことをまるまる信じきって、という場合だけでなくプライドが邪魔して「それは無理」と言えない方も多くいるでしょう。

だからと言って、自分一人ですべてを調べて、だれにも頼らず全てのことを自分で決めてしまったり、変にハウスメーカーや業者のいうことすべてを勘ぐったり疑ったりすると、良い住宅環境は手に入れられないでしょう。

そのため最低限の情報をあらかじめ知識として蓄えておき、そのうえできちんと準備をしておいて、業者とお互いに信頼関係を築きながら、協力して無理せず良いマイホームを購入することが大事なのです。

 

原因となるケースその3:家賃と同じくらいの支払いで予算を組んでしまう

これは怖さが勝りすぎてしまい、変に住宅購入予算を下げてしまうケースです。

住宅ローンの返済額が今の家賃と変わらなければ、安心が感じられると思います。しかし現在の家賃よりもさらに多くの住宅ローンを実は支払える力があるのかもしれません。現在はその力がなかったとしても、果たして5年後や10年後に現在の経済力と同じレベルなのでしょうか。

変に予算を少なく見積もりすぎて、本当であれば住めるはずだった住宅環境より低いレベルで何十年も生活してしまわないように、現在の家賃と住宅ローンの支払額を同じにしておけばいいと単純に考えるのではなく、将来の収入と支出を見据えておく必要があるのです。

 

原因となるケースその4:金額が大きすぎて、100万単位の増減に現実味がなくなってしまう

これ、意外に多いケースです。

人間というのは、扱う額が大きくなってくるとよくわからなくなって、価格の増減をさほど気にしなくなってしまうんですよね。靴下が1足300円だったのに、500円になると高く感じて買うのをやめてほかの店をまわる。でも家の契約時に2820万円のものが2920万円になっても、まあいいかと思ってハンコを押してしまう。その差100万円ですよ!100まんえん!
もちろん、物の価値に対する感覚が違ったり、全体額に対する増減率が違うのですが、100万円あったら「高いなあーでも欲しいなあー」と長らく悩んでいる大型4Kテレビが3~4台買えますよ。

値下げをしてもらっても嬉しさを感じられなかったり、逆にせっかくだからとあまり使いそうにないオプションをつけて価格が上がったり、諸経費が実は異常に高く見積もられているのに気が付かなかったりすることもあるかもしれません。日々の生活においての買い物のように、細かく、そして冷静に数字を見て判断をしましょう。

 

■ 2.日々の生活で無駄な出費をしていないか見直す

さて、前章で住宅ローンで失敗しやすい原因をご紹介しましたが、生活の中で無駄な出費をしているのにもかかわらず、見直しが面倒くさいとそのままにしている方が驚くほど多いのです。

その中でも多いのが、無駄な保険に入ったままにしている方。
保険はいざ何かあったときに助けてくれる、素晴らしいものではありますが、生活が変わったのに過去加入した無駄な保険にそのまま入っていたり、付き合いでとかおススメされたからといらない保険に入っている方が非常に多いことに気づきます。もしこの無駄な支払いを見直して、節約したお金を住宅ローンに充てることができたなら。マイホーム購入予算を大きく増やすことができます。

例えば、生命保険を見直しして毎月1万円余裕が出た場合、借り入れできる金額が300万円も増える可能性があります!
※金利2%、35年返済の場合

 

あなたの家庭でも、保険以外に「うちも実は見直してないけど無駄な出費があるんだー」というものはありませんか?

  • 実は安くなるかもしれないのに、ショップに行くのが面倒くさいからそのままにしている携帯代金
  • 携帯を購入したときに入らないと頭金がなくならないと言われたコンテンツ料
  • 使っていない固定電話
  • 昔買ったまま契約し続けているWi-Fi
  • その他通信費
  • 必要ないのに年会費だけかかるクレジットカード
  • カーシェアでいいけどなんとなく持っている車
  • いつも賞味期限が切れてしまうのになんとなく買ってしまう食品
  • なんとなく買ってしまうコーヒー
  • 楽しい時間が過ごせないのになんとなく行っちゃう飲み会

などなど、もっとたくさんあるかもしれませんね。

ひとつひとつの額は少ないかもしれませんが、それがたくさんになれば、そして年月を積み重ねたらその額は多くなるものです。生活全体を一度見直して、無理なく節約できるなにかがあればぜひ住宅購入費用に充てたいものですね。

 

■ 3.将来住宅ローンで首が回らないようになってしまわないためにやっておくべき、たったひとつのこと

では、どうすれば住宅ローンで困ることがないのでしょうか。そして困らないかどうかをどうやって判断できるのでしょうか。

それは「キャッシュフロー表」を作成することです。

キャッシュフロー表とは、あなたが家を建てて住宅ローンを払いながら、将来収入/支出/貯蓄がどうなっていくのかを予測して具体的な数字であらわした表です。住宅ローンを払いきるまでの何十年間かで、収入がいくらになり、家族や自分の人生においてその都度生活費や教育費を主とした支出はいくらくらいになり、住宅ローンはその中でいくらかかるから、その年はどれくらい貯金ができそうなのかを事細かに予測、または計画していくことでわかるようになります。

そしてその結果として、あなたがいくらまでの金額なら家を買っても大丈夫なのかを、ほぼ正確に知ることができるのです。

キャッシュフロー表

これを作るのはとても大変ですが、キャッシュフロー表を作っておけば、お金の不安を大きく解消できるだけではなく、冷静な判断がしやすくなるため、必要のない節約をしてしまい生活の質が下がってしまったり、住宅購入の際に冷静な判断ができずになんとなくで何百万も跳ね上がるようなオプション契約をしてしまう事態を避けることができるでしょう。

家を買う前、または家を探し出す前にキャッシュフロー表を作っておくのと作らないでなんとなく探すのでは、購入する家のレベルも、家を買った後の生活レベルも大きく変わるのです。

 

まとめ

いかがでしょうか。

「なんとなく」で家探しを始めてしまうことの怖さ、そして自分がなんとなくで購入した住宅のローンで、家族を路頭に迷わせてしまうことがないために何よりかかせないのが、「キャッシュフロー表を作ること」であることがしっかりと理解できたのではないでしょうか。

 

人生で1.2を争うであろう最高額の買い物。それは夢のような生活になるのか、それとも一時的な面倒くささに負けてしまい、何十年も後悔してしまうのか。このコラムを読んでいらっしゃるみなさまに、後悔を選ぶ方は一人もいないでしょう。みんな後悔しない可能性を、可能な限り高めたいはず。

そのためには、まず家族の人生をどうしていきたいのかをしっかりと考えること。話がとても大きくなりましたが、本当のことです。キャッシュフロー表を設計する場合、人生をどうしていきたいのかをしっかり考えておかなければ、それはなんとなくの表でしかないのです。可能な限り住宅ローンで苦しまないためには、この「ライフプラン」と「お金」について必ず同時に考えなければ片手落ちになってしまいます。そのため、弊社ではこの2つの計画表を同時に制作する作業を「マネーライフプランニング」と呼んでいます。

「マネーライフプランニング」を通じて、あなたの夢や目標を叶えるためにかかせない第一歩となるのです。

 

 

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